山形市で活動するマリンバ、打楽器奏者です
青木紗央 (Sao Aoki)
マリンバ、打楽器奏者
学歴
神奈川総合高等学校卒業
東京藝術大学音楽学部器楽科打楽器専攻卒業
米国ジョンズホプキンス大学ピーバディ音楽院
Master of Music (Percussion)修了
Graduate Performance Diploma (Percussion)修了
音楽科の中学校・高等学校教諭1種免許状
取得
神奈川県出身。東京藝術大学音楽学部打楽器専攻卒業。
卒業時に同声会賞受賞。第23回日本打楽器協会主催打楽器新人演奏会マリンバ部門グランプリ受賞。
2009年にアメリカのジョンズ・ホプキンス大学ピーバディ音楽院に奨学金を得て入学し、 修士課程、グラデュエイト・パフォーマンスディプロマ課程を修了。2012年10月に帰国し、日本での演奏活動を始める。
2012年10月からは名古屋市に在住。その後、2015年5月から山形市に移住し、現在に至る。
山形ではこれまでに、山形交響楽団のエキストラ打楽器奏者やマリンバピアチェーレでのエキストラ奏者
として演奏経験を積む。2020年にはヴァイオリン・マリンバ・ピアノのトリオ『girasole』を結成。特殊な楽器編成ゆえトリオのためのオリジナル楽譜はなく、ほぼ全ての編曲を担当し、レパートリー拡大に努めている。2021年12月に山形県の生涯学習センター「遊学館」ホールにてトリオ初のコンサートを開催。好評を博す。以降、girasole主催のコンサートは、年2回の開催を目標に活動を続ける中、その模様がNHK山形放送の「やままる」に特集されたり、山形新聞に掲載されたりしている。
ジョンズ・ホプキンス大学ピーバディ音楽院在学中の2010年、アメリカのインディアナ州で行われたPASIC(全米打楽器協会国際コンベンション)に選抜され、打楽器アンサンブルを演奏。
2012年1月には、打楽器界で最も注目されている作曲家の一人、アレハンドロ・ヴィニャオのマリンバデュオ作品「ブック・オブ・グルーブス」を世界初演した。現代欧米作曲家のマリンバソロ作品や、打楽器室内楽作品を中心にレパートリーを広げ、アメリカにて4回のリサイタルを開催。特に、スティーブ・ライヒの最新鍵盤四重奏曲「マレット・カルテット」は、委嘱メンバーであるソー・パーカッショングループの指導を受け、楽譜出版直後にアメリカにて演奏。その後、2012年11月に日本初演した。
2013年3月には東京と名古屋にて初めてセルフプロデユースによるマリンバリサイタルを開催。現代作曲家によるマリンバのためのオリジナル作品にこだわったプログラムで構成し、好評を得る。なかでも作曲家、権代敦彦氏の作品「木はやはり何も言わない」は、権代氏より高く評価していただき、その後、権代氏のマリンバデュオ作品「木霊」の楽譜(未出版)を献呈された。この「木霊」は、2015年2月に大阪のフェニックスホール共催のエヴォリューションシリーズでのリサイタルで披露。そして、 アメリカで学んだ打楽器四重奏作品を日本にも紹介したいという思いから 「モマ パーカッション カルテット」 を自身の呼び掛けにて結成し、2013年11月にコンサートを開催。ポール・ランスキーの「スレッズ」日本初演を成功させた。
藝大在学時には、打楽器科の藤本隆文准教授を中心とした5台のマリンバによるアンサンブルグループ「quint」を結成。2009年に東京藝術大学出版会による初めての販売作品としてCD「ホルベルク組曲~マリンバアンサンブル・クイント」が発売されている。また、藝大卒業時から在京オーケストラのエキストラ打楽器奏者としても多数演奏。テレビ朝日「題名のない音楽会」の収録や、CM、CD録音等に参加している。
アメリカでは、ニューヨークフィル主席ティンパニストのマーカス・ローテン、ボストン交響楽団副ティンパニストのティモシー・ジェニス、クリーヴランド 管弦楽団副ティンパニスト兼打楽器奏者のトーマス・フリーヤー、シカゴ交響楽団主席打楽器奏者のシンシア・イェイ、等のマスタークラスを受講。
マリンバソロにおいて受賞歴多数。ソリストとしてP.クレストンのマリンバコンチェルティーノを藝大ブラスと競演。これまでにマリンバ及び打楽器を、石井喜久子、神谷百子、高橋美智子、有賀誠門、藤本隆文、高田みどり、小森邦彦、ロバート・ヴァン・サイス、デビッド・スキッドモア各氏に師事。